ご挨拶
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私たちにしか、できないことを。
祖父が礎を築き、父が興した一十園。3代目となる私は、1995年から植木市場の経営を通じ、国内市場を活性化させ、2002年からは本州で最初に海外への輸出を展開してきました。それらの事業を通じて国内屈指の銘木を収集し、美しい形を維持・管理するようになり、2012年より城内実代議士のアドバイスによって大型盆栽・大型水石のリース事業をスタートすることになりました。
一十園が所有する松の銘木は、厳寒の冬にも鮮やかな緑色を保つことから「百樹の王」「常盤木(ときわぎ)の象徴」と呼ばれ、徳川家康がこよなく愛した樹種でもあります。また、能舞台の鏡板に描かれた松樹には、神の降臨のための依代(よりしろ)の意味があると言われています。
樹齢100年を超す雄壮な大型盆栽を展示すると、老若男女・国籍を問わず多くの人々が足を留め、木に触れ、中には木肌に頬ずりする方までおられます。銘木・銘石のリース事業を通じて日本文化の再認識を促し、日本人としての美意識や誇り、自信を取り戻すきっかけとなることを期待しています。
「私たち一十園にしか、できないことがある。」この言葉を胸に、使命を全うし、美しい日本文化の発信に力強く貢献していきたい。そう考えています。
代表